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Tenko Kisaragi

今さら聞けないインターネットの基礎

2015年03月11日

先日、ある方と話をしていた時の、その方の訴え。
インターネットをやってみたいけど、インターネットが何かわからない。
docomoでタブレットが無料だからと契約したら、毎月通信費がかかる事に気が付いて解約した時に、wifiは使えますからと言われたけど、wifiが何か分からない。
本を買って勉強しようにも、どんな本を買えばいいかも分からない。
・・・・プロバイダって、何ですか?
etc

先月。グーグルの会長が、インターネットは姿を消すよ。。。なんて講演をしました。もちろん、インターネットがなくなる話ではありません。生活のあらゆるシーンに浸透して、使っている本人も、今インターネットを使っている!なんて意識なく使う時代がくるってことですね。

今の時代、テレビってどんな構造だからこうやって番組が見られるんだろう?
なんてことを考えて、テレビを見ている人はいないと思います。それと、同じような感じでしょうか?
今だって、スマホでのネットは、何も考えずにみんな使ってますしね。

近い将来、インターネットを意識せずに誰もが使っている時代になれば、wifiって何?
なんて考える必要はありません。プロバイダ? 日本語にしてくれない? なんてことも、いちいち考えることはないでしょう。が、とりあえず、今の時代は、ちょっと知っておくと便利な知識かも・・・ですね。

1.インターネット

まず、家でインターネットを使おうと思うと、インターネットを引かないといけないのですが、この部分ですよね。分かりづらいのは。

私は、人に説明するときに、いつも水道に例えます。水道管をそれぞれの家に引いてきてもらい、それに水を通すのが水道ですが、水道管に当たるのが回線。水を流しているのがプロバイダ。
回線だと、NTTフレッツ光が全国的です。プロバイダは、主にyahooとか、ocnとか。いろいろ、たくさん。プロバイダは、提供事業者などの意味があるので、インターネットの場合は、インターネットサービスプロバイダが正式な名称です。
私は関西に住んでいて、eo光を使っています。この会社の場合は、回線とプロバイダを両方扱っているので、わざわざ回線とプロバイダそれぞれと契約する必要はありません。回線とプロバイダの一体型です。

余談ですが、NTTは、今後フレッツ光をドコモやソフトバンク、OCNなどにサービス卸をすることによりドコモ光、ソフトバンク光、OCN光などが誕生します。

2.メールアドレス

最近では、携帯電話と同じくインターネットの方も乗り換えが普通になってきました。そこで困るのが、メールアドレス。インターネットの場合、メールアドレスはプロバイダが用意しています。契約すると最低1個はもらえると思います。

乗り換えの時にプロバイダが変わると、メールアドレスも変わるので困る・・という方も多いようです。プロバイダによってはメールアドレスだけを200円から300円程度で残せるようにしているようなので、そういうシステムを使うのもいいと思いますし、今ではフリーメールも認知されて来てますので、フリーメールを使うのもいいと思います。

私の場合、eo光を使っていると、メールのドメイン(@より右側の部分)に、eonet.co.jp
が入ります。eo光を使っているということが誰にでもわかってしまうので、フリーメールを使っています。

携帯電話に関しては、日本人の場合はLINEを使うことが多いので、電話番号さえ変わらなければ乗り換えてもほとんど問題ない人が多いですね。だいたい電話の機能を使うことが少なくなりましたし。

3.wifi

無線LANとwifiが、どういう関係なのか、結構分かっていない場合が多い様子。区別する必要があるのかな? なんて事も思うけど、名前が存在するので大雑把でも分かっていれば安心でしょうか。

LANは、幾つかのコンピューターをつなぐコンピューターネットワークのことで、Local Area
Networkの頭文字をとってLANと呼ばれています。

で、無線LANは、無線通信でデータ通信を行うことを言います。無線通信は、文字通り線のない状態で通信をすることなので、ラジオやアマチュア無線、航空無線など、線のない状態で通信するものすべてを指します。

ということなので、無線LANは、線のない状態でコンピューターを繋ぐことになりますね。
無線通信は、電気信号を用いるのですが、それぞれが勝手な電気信号を送ってしまっては、つながるものも繋がらない!なんて事になります。だから、コンピューターを無線LANで繋ぐときには、wifiという規格を使おうと決めたわけです。

これは、例えば、電気通信に三角や四角や星型や丸なんて形があったとして、勝手にいろんな形の電気信号を送っても理解できないから、星型だけでコンピューターを繋げましょうと決めたみたいなものです。

だから、どの国へ行ってもiPhoneはwifiで繋がるし(勿論Androidも繋がります)、日本で買ったパソコンも外国のホテルや空港などでwifiにつなげればインターネットを利用することが出来るわけです。
もし、国別に規格が違ったら、日本の家電製品を外国で使うときは、コンセントの形状や電圧が違うので変換プラグや変圧器が必要なように、訪問する国に対応した無線LANに変換する機械が必要になってくるわけです。

4.ルーター

据え置き型のルーターを置けばwifiが利用出来ると勘違いされている方がおられるみたいです。多分、モバイルルーターとごっちゃになってしまったのかな?と思います。
据え置き型のルーターだけだと、水道管の繋がらない蛇口だけがあるみたいなものです。水道管(回線)をつないで水(プロバイダのサービス)を流さないと使えません。

モバイルルーターというのは、それを契約すればサービス会社が提供する無線を拾ってどこでもwifiが繋げられるルーターの事です。

据え置き型のルーターは、お店で買ってきて水道管に繋ぐか、インターネット契約をした会社からレンタルして水道管に繋げば使えます。モバイルルーターの場合は家に水道管を繋ぐ必要はなく、すでに飛んでいる無線をモバイルルーターが拾うだけになります。

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